腕IKモデルの感想

一週間ばかり、ユリイカ 12月臨時増刊号の初音ミクと、ニコニコ生放送に嵌まってました。遅くなりましたが、腕IKモデルを使った感想です。
腕IKに向いているモーションは腕IKを有効(ON)に、不向きなモーションは腕IKを無効(OFF)として、簡単にモーションを繋げることができたら良いのですが、難しかったです。例えば、腕IKをONからOFFに切り換える場合、切り換える直前にフレームに腕IKをONで登録後、切り換えるフレームで腕IKをOFFにするとポーズが変わってしまうため、ONのときと同じポーズとなるように調整してフレーム登録する必要がありました。
腕IKがON/OFFの混在に手間がかかるのと、既に作成済みの腕IKなしのモーションとの混在も、袖ボーンの違いにより、手間がかかるみたいなので、今後のモーション作成は、標準添付の腕IKなしのモデルで作ろうと思ってます。

腕IK化モデルで苦手な動き

腕IK化モデルのIK3(センター連動版)で、試しにダンスモーション作成中です。
手がほぼ直線の動きは、少ない手間で綺麗な動きになりますが、以下のような動きは手間がかかるので腕IKをOFFにした方が良さそうです。なお、()内は手間がかかる理由です。

  • 腕を回す動き(腕IKで手を綺麗に回すには、細かく補間を調整する必要あり)
  • 肘を一定角度に曲げたままの動き (IKを動かすと肘の角度が変わってしまう)
  • 手首が肩のすぐ近くを通る動き(腕がクルクル周ります)

腕IK化モデルの腕IK3(センター連動版)を使ってみた

12月10日までは腕IKの親が腕ボーンの腕IK2を使ってたので、腕IKの親がセンターとなっている腕IK3を使ってみました。
腕IK3だと、足やネクタイと同じ感覚でポーズ付けができるので、なかなか良い感じです。切れのあるモーションを出しやすいので、腕IK3は、使い込んでみる予定。

腕IK化モデルを試した結果

腕IK化モデルでモーション付けを試してみましが、自分には、腕IKなしの方が向いてました。
腕のポーズ付けが腕IKなしより面倒に感じたのと、腕IKのONとOFFのモーションの混在に手間がかかりそうだからです。確かに、腕IKに向いたモーションは、容易に綺麗に動くのですが、ポーズ付けの面倒さを上回るほどのメリットを感じませんでした。(腕IKなしでのポーズ付けに慣れすぎってしまったため、腕IKありのポーズ付けるときの腕の動きの違いに上手く対応できないです)

モーションデータと背景AVIを移行中

腕IK化モデルを使うためには、MikuMikuDance Ver.3へ移行する必要があるので、作成済みのmmdファイルをpmmへ変更中です。
これまでのmmdファイルで使っていた背景AVIのfpsは、すべて29.97なので、30fpsに変換するついでに、UtVideoで圧縮することにしました。fastcodecからUtVideoに変更した理由は、UtVideoで圧縮した場合は、アルファチャネルの透過情報が有効となるからです。
なお、UtVideoのバージョンは、開発中のVer 5.x.xは避けて、安定してそうなVer 4.1.0にしました。

腕IK化モデルを試し中

モデルデータ - VPVP wiki - アットウィキの「腕IK化モデル(1202)」を試してみました。readme.txtに書かれているとおり、腕を突き出す動きなどのモーション付けが綺麗にできそうです。腕を伸ばして回す動きは、従来どおり、腕IKを切って動かした方が良いかな。しばらく、使ってみる予定。